白内障の手術後にドライアイになるのは?
白内障とは目の病気のひとつで、黒目の部分が白く濁るのが特徴です。
そして緑内障と並び、失明になる可能性がある病気でもあります。
白内障の症状は、視野全体にもやがかかったように見えます。このとき光がまぶしく感じたり、視界が滲んだように見えたりする症状が出るようです。また人によりますが、水晶体が白く濁ったことによって近視が改善されることもあるようです。白内障の症状が進むと眼球内が腫れ、緑内障を併発することもあり、多くの場合は水晶体全体が白く濁り、やがては失明に繋がる可能性は十分にあります。
ではなにが原因で白内障になるのか。
それは外傷、放射線や目の炎症などさまざまな要因でなります。
また「先天性白内障」といって、妊婦が風疹に感染したことが原因で赤ちゃんの目が見えないなどの障害が出る病気でもあります。またアトピー性皮膚炎の発症者にも白内障の症状がみられることがあります。
水晶体内部を満たしているたんぱく質の一種、クリスタリンが結合を起こすことで白内障は発病します。クリスタリンの結合は水晶体のレンズ機能を低下させる濁りとなってあらわれ、目の見え方や視力への影響が出てきます。
白内障は治るのか。
残念ながら一度濁った水晶体は元のように透明に戻ることはありません。
しかし手術で人口レンズを入れることで、視界がクリアに見えるようになるようです。
ただ手術後にドライアイを感じる人も多いようですが、手術後早期であれば自然と治る場合もあるようですので、しばらく様子を見てみるといいかもしれません。
ただ、しばらく様子を見ても改善されない場合は執刀医にもう一度診てもらうといいでしょう。
ドライアイは日常的に気をつけることで改善されることもありますので、目が乾燥しないようにエアコンや暖房をつける時は湿度に気をつけたり、パソコンや携帯電話を使うときなどに意識してまばたきの回数を増やすなどしてみましょう。