ドライアイにはレバミピド目薬が効果的
目がかすんで見えづらい、目が渇いて日常生活に支障がでるなどで、眼科へ行く人は多いのではないでしょうか。そこで医師から「レバミピド点眼薬」を処方される人も多いと思います。
「レバミピド点眼薬」と聞くとあまりピンとはこないと思いますが、「ムコスタ点眼薬」と聞くとどうでしょうか?この名前を聞いたことある人は多いのではないでしょうか。「レバミピド点眼薬」は「ムコスタ点眼薬」という商品名で大塚製薬から出されている点眼薬であり、一般的には胃薬用錠剤の「ムコスタ錠」のほうが大勢の人に知られているかもしれませんね。
さて、ここでなぜ点眼薬と胃薬が同じる薬なんだ?と思いますよね。
「レバミピド」もとい「ムコスタ」はもともと胃薬として開発された薬であり、その効能は胃の粘膜を丈夫にし胃酸の刺激などから胃壁を守ります。
この粘膜修復作用がドライアイの治療にも効果的であると着目され、2011年に点眼薬として商品化されました。
このレバミピドがどのようにドライアイに効果的であるのか。それを知るにはまず涙のことを知ったほうが分かりやすいと思います。
涙には外側から油層、涙液層、ムチン層という3つの層で出来ています。ドライアイの人の場合はこの3つのうちのムチン層のムチンが減っていることが多いそうです。このムチン層は涙を目にとどめておく為の土台のようなものですので、このムチンが減っている人はいくら点眼薬を使っても、目にとどまらずに流れていってしまいます。
そこでレバミピド、(ややこしいので商品名であるムコスタ点眼薬と言いましょうか)の登場です。
このムコスタ点眼薬はムチンを増やす効果があり、涙を目にとどめやすくするようです。そのほかにも炎症や、ドライアイによる痛み、角膜の傷が減るなどの効果があるようです。
このためドライアイに悩んでいる人にはムコスタ点眼薬が多く処方されているようです。